黒服限定。ライブ 第二夜 [音楽(バンド関連)]
一個でも二胡。lucaです。こんばんは。お客さ〜ん、ここで笑わなきゃもう笑うとこないアルヨ〜。
昨日は予定通りに黒服限定。のライブでした。かねてからの心配点であった台風がモロに直撃してしまったので、「嵐を呼ぶバンド」としてお馴染みのLUNA SEAに名実共に近付きつつあるわけです。その影響もあって来場を断念したお客さんも何人かいたみたいだけど、イベント自体は盛況に終わり、結論から言ってしまえば客席のノリは前回以上だったなと。それも含めてレポートといきましょう!
台風が来る事はわかっていたので、俺は全ての移動をタクシーに頼る事にしていた。しかも新宿駅から会場までが歩くとそれなりの距離があるので、雨の中機材を持っての徒歩移動は大変だろうと、弦楽器隊は早めに駅に集まって全員でタクシー移動する事に。
俺が家を出る段階でも雨は降っていたので、キャリーにくくり付けたギターとエフェクターケースをゴミ袋で包み、そこからもタクシー移動。ちなみに歩けば5分の距離。そして新宿に着いて驚愕したね。雨、降ってねぇ!こりゃわざわざタクシーじゃなくてもいいんじゃないかとも思ったが、まぁ会場までの距離もある事だしと予定通りタクシーで移動開始。途中、運転手さんの自己判断で妙な場所に連れて行かれそうにもなったが、まぁ我々はとても寛大なので良しとしておきましょう。
14時半からうちのリハーサルが始まる予定だったので、余裕を見てかなり早めに会場にはいたのだが、ドラムの蒼樹さんもほぼ同じくらいの時間には到着。ところがどっこい、前以て「遅刻は厳禁」と伝えてあったが、ボーカルののりたくんが集合予定時間になってもまだ来ない。さらにはリハが開始されてもまだ来ない。うちのメンバーは誰かしらが常に遅刻するのがお決まりだが、そろそろ「のりた」じゃなくて「のびた」に改名させるかと固く決意した所で、サウンドチェックの為に楽屋からステージへ移動。
ライブに出た事がある人だったり、ライブDVDとかでリハーサル風景なんかが収録された物を観た事がある人はわかるだろうが、本番前には各バンドそれぞれがサウンドチェックという物をやります。要は各パートの音量調整だったり、ステージ内のモニターや客席への音の返しを整えるわけです。これを怠るとギターソロなんかで突然馬鹿でかい音が鳴ってしまったり、ステージ内で各パートの音が聴こえにくかったりするので、なかなかに重要な作業なのだ。
基本的にはドラム→キーボードがいればキーボード→ベース→ギター→ボーカルといった手順で進むわけだが、ギター二人のサウンドチェックが終わった段階でものりたくん不在。こりゃもうどうしようもないなと、緑茶さんがPAさんに「すいません、ボーカルいないんですけどこのままやります」と伝えてまさに始めようとした瞬間、のりたくん登場。お前はアレか、孫悟飯のピンチに物凄いいいタイミングで現れるピッコロさんか!
どうやら会場の場所がわからずに迷子になっていたらしく、到着してすぐにステージに上げてリハーサル開始。多分会場近辺を走り回ってでもいたのだろうか、身体が十分温まっていたせいでピッコロさんのりたくんの声の出方は抜群だったけどな!
その後は結構時間が空くので、各々控え室にあったマンガを読んだり、ゲームをしたり、他のバンドさんと交流したりってな感じで出番を待つ事に。まぁその間は俺が別行動をとっていたので、特段書く事もないのだが、LUSHに化粧水を買いに行こうと思って伊勢丹に向かったら、ほんとは地下2階にあったはずなのにフロアが丸ごと入れ替わってたせいでなくなり、しょうがないからそのまま地下通路で新宿駅の方へ向かった所にある店舗で購入。適当に食事でもして戻ろうと思ってたら、行きはタクシーで変な道に入ったりしたせいで俺も迷子に!まぁ17時の全体顔合わせには間に合ったからいいんだけどね。
今回はイベントの主旨的にも90年代に一世を風靡したバンドのコピーバンドだらけで、LUAN SEAの他にもGLAY、ハイスタ、バンプ、ポルノなどなど懐かしのバンドがずらり。蒼樹さんに至っては「今回出演した全バンドが演奏した曲は一応全部知ってる」とまで言い出す始末で、多分全出演者中でも一番客として今回のライブを楽しんでたんじゃないかな。ほとんど楽屋にいずに客席にいたからね。彼の場合は大学生時代から色んなコピーバンドをやってたって言うし、そうでなくてもその世代の音楽人にとってはかなりツボなバンドや選曲だったんじゃないかな。
しかもどのバンドも楽器隊は相当うまいんだよね〜。俺も全てのバンドや曲を知ってるわけじゃなかったけど、GLAYなんかは全盛期に良く聴いてたし「あぁ、そうそう!こんな音だよ!」っていうのは何度も感じた。どんな機材を使ってるかまでは見なかったけど、基本的にどのバンドも音の似せ方とかそういうのは凄く上手。
さて、今回の黒服限定。は前回の反省点を踏まえて、衣装面の強化が図られた。あの時は全員手持ちの物で黒をベースに揃えたのだが、結果としてなんだかパッとしない仕上がりになってしまったので、ライブの1ヶ月くらい前に「今回は俺が全員分の衣装を考案する」と提案。それはあっさりと受け入れられ、各々の希望や予算に応じて何パターンか用意していったのだが、練習も含めた全準備工程の中でこれが一番楽しかったのは言うまでもない(笑)
さらには緑茶さんからの提案で「今回はメイクどうしよう」という思っても見なかった発案があったので、俺もおよそ10年振りにメイクしました。今回は俺がINORANパートなので、他のメンバー分だけじゃなく、しっかりと最近のINORANの衣装らをトレースしました。結果こんな感じ。
INORANテイストを出すならベストがマストアイテムなので、それにプラスしてブーツとスキニーも合わせて購入。メイクまではわからないだろうけど、アイメイクは割とバッチリめに施し、髪の毛は別のバンドさんに付いて来ていた女性スタッフさんの手によるもの。
なんで別バンドの人にって話なんだけど、これがまた緑茶先生の社交性のおかげでさ、どこから聞いてきたのか「あの人、ヴィジュアル系が好きみたいで、ヘアメイクの専門学校とか行ってたらしいからやってもらおうかと思って」と。彼の場合、俺の趣味により衣装がとんでもない事になっているので、ヘアメイクまでしっかりさせないと「衣装に着られてる感」が出てしまうので、これは願ってもいない助け舟である。それよりりょっくん、それはナンパとちゃうのん?(笑)
じゃあついでだからと俺もお願いしたのだが、コテでランダムにカールを付けつつトップにボリュームを持たせるというスタイルに。メイクまでは俺の方が自分の顔の造りを良く知っているので自分でやったが、さすがにヘアスタイルの仕上がりは違いますなぁ。自分が付いてきていたバンドの出番が始まってるのに、こっちを手伝ってもらったので本当に助かりました。
というわけで戦闘準備も整い、いざ出番です。本編中に関してはまぁなかなかのトラブル続きでございまして…。一例を挙げながら一曲ずつ振り返ってみましょう。
・STORM
お馴染みのSE「月光」から、LUNA SEA復活後初となるシングル曲「STORM」で幕開け。今回の選曲は「シングル表題曲のみ」という縛りの元で決められたので、復活を彩ったこの曲こそ一発目に相応しい。
ところがそのド頭、今回は緑茶先生が2本のギターを使い分けるのだが、インプットセレクターを踏み間違えていたらしく、本来この曲で使うはずのギターとは別のギター側がONになっていたので、当然音が出ない。気を取り直してやり直したんだけど、そのミスに何故か俺がつられてしまい、ドラムのカウントを聞き逃したせいで今度は俺の入りが遅れる。もうしょうがないので続行です。
まぁその時点で何故か俺の音がでかいという異常事態には気付いていたが、既に手遅れ状態だったので、そのままやりきる事に。さらにトラブルは続き、ギターソロ時に俺が上手側へ移動し、ソロ終わりくらいで定位置に戻る途中で芸人さんのシールドが抜けてベースの音が出なくなると言うトラブルがあったのだが、胴も戻り際に俺がシールドを踏んでいた模様。ごめりんこ。
・TRUE BLUE
2曲目は「TRUE BLUE」。この曲はAメロでSUGIZOとINORANが交互にフレーズを弾き分けるスタイルなので、俺が上手側に移動して緑茶先生と向き合う形になり、さながらバトルのような掛け合いが見所である。
続くBメロでは俺の音色がクリーントーンに切り替わるが、戻って自分で踏みにいくのは展開的に間に合わないと思い、下手側に残っている芸人さんに俺のGT-100を踏んで音色切り替えをしてもらった。スタジオ練習の時は「緊張して2回踏んじゃった(※2回踏むとクリーンからまた歪みに戻るのでアウト)」とか「2番じゃなくて3番踏んじゃった(※そもそも別の曲用のパッチに切り替わるのでこれまたアウト)」とだいぶ苦戦していたが、本番では心配をよそに踏み替えのタイミングもバッチリだった。
・I for You
MCを挟んでバラード曲「I for You」へ。実はこの曲で個人的に初となる試みに挑戦したのだが、それがGT-100内のフレーズ・ループ機能を使ってのリアルタイム・オーバー・ダブである。
この曲は2番が終わった後に8小節の間奏、その後に9小節のギターソロがあるのだが、その箇所のINORANパートは歪みのバッキングの他、同じフレーズのアルペジオが延々繰り返されているので、これを再現しようというわけだ。
まずは前半部分にアルペジオをRECしておき、ギターソロ部分になったら音色切り替えとフレーズ・ループのREC停止とPLAYを全てペダル一個にアサインして瞬時に切り替えるという、なかなかにGT-100を熟知した事をやっているわけだが、RECした物は後からテンポ修正なんて出来ないので、走られたらどんどんアルペジオがずれてしまうという危険性を持っている。はい、誰かが走りました(笑)
オーバー・ダブさせる都合上、俺の音が2つとギターソロが鳴るわけなので、3本のギターサウンドが鳴っている事になるわけだが、果たして俺がそんな細かい事をやっていたという事実に会場内の何人が気付いただろうか。
・ROSIER
前回のライブでもやったが、後半部分のテンションと勢い付けを考えるとやはりこの曲は外せない。サビで突如沸き起こった客席からの合唱(?)はまさに本家さながらである。実は当初、俺は内心この曲は今回見送りたかったのだが、この結果を見る限りではやってよかったなと。
ところがどっこい、ここでまたしても俺がやらかします!ギターソロ時に芸人さんのべしゃり&マイクスタンド投げもどきという最大の見せ場があるので、俺は上手側に移動していたのだが、そこで緑茶先生のギターと交錯。その際に運悪く俺の4弦のペグに直撃したらしく、チューニングがガッタガタに…。ギターソロ後はコードをガシャーンと鳴らしておく場面が多いのである程度はごまかせるが(それでも酷いけど)、その後にアルペジオを弾く場面がありまして、ここで4弦がボコボコ出てくるのでもうそりゃ凄まじい不協和音ですよ。リズム隊二人からの視線が痛てー痛てー。
幸いサビでは4弦を使わないオクターブフレーズの連続なのでさほど問題は無く、ラストの少し前にブレイクがあるので、そこで勘だけを頼りにチューニングしてどうにか乗り切れたものの、これを機にロックペグの導入を本気で考え始めた。
・TONIGHT
やはり最後と言えば「ROSIER」の流れをそのまま活かせるこれである!もうとにかくテンションの赴くままな曲で、それはステージ上も客席も変わらない。物凄い熱量を帯びた一曲であったのだが、ここでもまた俺が事件を起こす。
間奏部分だかで上手側に移動したのだが、その戻り際、ドラムの前で蒼樹さんと目配せとかしてたら、俺のギターとワイヤレストランスミッターを繋ぐシールドと、バスドラを集音する為に置かれたマイクのスタンドが引っかかり、身動きが取れなくなる。
危うくスタンドを倒しかけたのだが、もし倒していたらまぁ大惨事でしょうね。当然マイクが落下した音も客席に届くし、マイクが定位置から離れてしまうのでバスドラの音が客席に届かなくなる可能性もあるし、なにより間違いなくPAさんに怒られるわ!
といった感じで、曲や演奏を振り返るというよりも、主に俺が定位置を離れると良くない事が起きるという記録になってしまった。なんでしょうね、俺が上手側に移動するという事は某芸能人のデスブログ的なよからぬ前兆を示唆する物なのでしょうか。
そういった個人的な大きなミスがそこそこあったので、出来としては70点くらいかな。プレイのミスとか前回のような音色切り替えのミスなんかはほとんどなかったんだけど、やっぱり上に挙げたような部分って周りをしっかり見てたり音を聴いてれば防げるものなので。黒服限定。をやるまでは随分長いことライブから離れていたので、この辺は実践で取り戻す他ないでしょうね。
さて、最初の方に書いた「盛り上がり」に関してだが、これはほんとに客席に助けられた。本家のライブでも客席の歓声というか合唱というか、そういった物があるのだが、これがステージからでもハッキリ聴こえるんだよね。マイクを通したボーカルの音量よりも聴こえるくらいだから、相当な盛り上がりだったんじゃないかな。特に今回は「シングルコレクション」と題して歴代シングル曲の中からしか選曲していないので、知ってる曲なら盛り上がるだろうという目論見は見事にその通りとなった。
そういった会場との一体感という意味では前回以上の出来、しかしながら欲を言えばまだ課題の残る出来、といったところでしょうか。楽曲の完成度とかは前回分と今回の物を合わせても致命的な出来の悪さってのは無くて、あとはもうほんとに場数を踏むしかないだろうね。
次回の予定は残念ながらまだ決まっていないんだけど、今のところ4ヶ月スパンでやっているので、来年の年明け以降〜春先のどこかしらといった感じでしょうか。できれば冬真っ盛りの時期は避けたいんだけどね。今度はライブの日に大寒波直撃で大雪とかなりそうだしさ(笑)
ちなみに次回も俺がINORANパートを担当する予定です。さらにほぼ決定項なのが、今回とは逆にシングル曲を一切やらないという「マニア向け」なセットリストでいこうかと。と言ってもライブでは定番だったりする曲が含まれる予定なので、それなりにLUNA SEAをかじった事のある人であれば十分わかるような内容かな。
ライブの音源や映像の公開については、あくまでも俺個人の考えとしては「ライブに来てくれた人だけが味わえるプレミア感」というのを無駄にはしたくないので、リハーサル音源以外は公開してこなかったが(メンバー全員の意見次第では今後どうなるかわからないけど)、せっかくなので今回のライブの為に作ったSEでも聴いてもらいましょうか。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
今回のセットリストの中から「I for You」という曲をピアノソロ用にアレンジして、演奏終了後にでもエンディング用のSEとして流そうと思っていたんだけど、直前で使わなくなったままなのもなんか勿体ないので貼り付けておきます。まぁ誰に言われるでも無く勝手に作り始めた物だったし、今後は出来る事ならば「その回に演奏された曲の中からどれか一曲をピアノソロアレンジして、それをエンディングに流す」という事をやりたいなとも思っているので、まぁ当面これは使いそうもないかな。
これ以降の活動については次回のライブが決まっていないので、ここで一旦小休止となりそうだが、動きがあればその都度お知らせする予定。何はともあれメンバー、参加者、関係者含めお疲れ様でした。
2014年10月13日 Wild Side Tokyo
月光-Opening SE-
STORM
TRUE BLUE
I for you
ROSIER
TONIGHT
昨日は予定通りに黒服限定。のライブでした。かねてからの心配点であった台風がモロに直撃してしまったので、「嵐を呼ぶバンド」としてお馴染みのLUNA SEAに名実共に近付きつつあるわけです。その影響もあって来場を断念したお客さんも何人かいたみたいだけど、イベント自体は盛況に終わり、結論から言ってしまえば客席のノリは前回以上だったなと。それも含めてレポートといきましょう!
台風が来る事はわかっていたので、俺は全ての移動をタクシーに頼る事にしていた。しかも新宿駅から会場までが歩くとそれなりの距離があるので、雨の中機材を持っての徒歩移動は大変だろうと、弦楽器隊は早めに駅に集まって全員でタクシー移動する事に。
俺が家を出る段階でも雨は降っていたので、キャリーにくくり付けたギターとエフェクターケースをゴミ袋で包み、そこからもタクシー移動。ちなみに歩けば5分の距離。そして新宿に着いて驚愕したね。雨、降ってねぇ!こりゃわざわざタクシーじゃなくてもいいんじゃないかとも思ったが、まぁ会場までの距離もある事だしと予定通りタクシーで移動開始。途中、運転手さんの自己判断で妙な場所に連れて行かれそうにもなったが、まぁ我々はとても寛大なので良しとしておきましょう。
14時半からうちのリハーサルが始まる予定だったので、余裕を見てかなり早めに会場にはいたのだが、ドラムの蒼樹さんもほぼ同じくらいの時間には到着。ところがどっこい、前以て「遅刻は厳禁」と伝えてあったが、ボーカルののりたくんが集合予定時間になってもまだ来ない。さらにはリハが開始されてもまだ来ない。うちのメンバーは誰かしらが常に遅刻するのがお決まりだが、そろそろ「のりた」じゃなくて「のびた」に改名させるかと固く決意した所で、サウンドチェックの為に楽屋からステージへ移動。
ライブに出た事がある人だったり、ライブDVDとかでリハーサル風景なんかが収録された物を観た事がある人はわかるだろうが、本番前には各バンドそれぞれがサウンドチェックという物をやります。要は各パートの音量調整だったり、ステージ内のモニターや客席への音の返しを整えるわけです。これを怠るとギターソロなんかで突然馬鹿でかい音が鳴ってしまったり、ステージ内で各パートの音が聴こえにくかったりするので、なかなかに重要な作業なのだ。
基本的にはドラム→キーボードがいればキーボード→ベース→ギター→ボーカルといった手順で進むわけだが、ギター二人のサウンドチェックが終わった段階でものりたくん不在。こりゃもうどうしようもないなと、緑茶さんがPAさんに「すいません、ボーカルいないんですけどこのままやります」と伝えてまさに始めようとした瞬間、のりたくん登場。お前はアレか、孫悟飯のピンチに物凄いいいタイミングで現れるピッコロさんか!
どうやら会場の場所がわからずに迷子になっていたらしく、到着してすぐにステージに上げてリハーサル開始。多分会場近辺を走り回ってでもいたのだろうか、身体が十分温まっていたせいで
その後は結構時間が空くので、各々控え室にあったマンガを読んだり、ゲームをしたり、他のバンドさんと交流したりってな感じで出番を待つ事に。まぁその間は俺が別行動をとっていたので、特段書く事もないのだが、LUSHに化粧水を買いに行こうと思って伊勢丹に向かったら、ほんとは地下2階にあったはずなのにフロアが丸ごと入れ替わってたせいでなくなり、しょうがないからそのまま地下通路で新宿駅の方へ向かった所にある店舗で購入。適当に食事でもして戻ろうと思ってたら、行きはタクシーで変な道に入ったりしたせいで俺も迷子に!まぁ17時の全体顔合わせには間に合ったからいいんだけどね。
今回はイベントの主旨的にも90年代に一世を風靡したバンドのコピーバンドだらけで、LUAN SEAの他にもGLAY、ハイスタ、バンプ、ポルノなどなど懐かしのバンドがずらり。蒼樹さんに至っては「今回出演した全バンドが演奏した曲は一応全部知ってる」とまで言い出す始末で、多分全出演者中でも一番客として今回のライブを楽しんでたんじゃないかな。ほとんど楽屋にいずに客席にいたからね。彼の場合は大学生時代から色んなコピーバンドをやってたって言うし、そうでなくてもその世代の音楽人にとってはかなりツボなバンドや選曲だったんじゃないかな。
しかもどのバンドも楽器隊は相当うまいんだよね〜。俺も全てのバンドや曲を知ってるわけじゃなかったけど、GLAYなんかは全盛期に良く聴いてたし「あぁ、そうそう!こんな音だよ!」っていうのは何度も感じた。どんな機材を使ってるかまでは見なかったけど、基本的にどのバンドも音の似せ方とかそういうのは凄く上手。
さて、今回の黒服限定。は前回の反省点を踏まえて、衣装面の強化が図られた。あの時は全員手持ちの物で黒をベースに揃えたのだが、結果としてなんだかパッとしない仕上がりになってしまったので、ライブの1ヶ月くらい前に「今回は俺が全員分の衣装を考案する」と提案。それはあっさりと受け入れられ、各々の希望や予算に応じて何パターンか用意していったのだが、練習も含めた全準備工程の中でこれが一番楽しかったのは言うまでもない(笑)
さらには緑茶さんからの提案で「今回はメイクどうしよう」という思っても見なかった発案があったので、俺もおよそ10年振りにメイクしました。今回は俺がINORANパートなので、他のメンバー分だけじゃなく、しっかりと最近のINORANの衣装らをトレースしました。結果こんな感じ。
なんで別バンドの人にって話なんだけど、これがまた緑茶先生の社交性のおかげでさ、どこから聞いてきたのか「あの人、ヴィジュアル系が好きみたいで、ヘアメイクの専門学校とか行ってたらしいからやってもらおうかと思って」と。彼の場合、俺の趣味により衣装がとんでもない事になっているので、ヘアメイクまでしっかりさせないと「衣装に着られてる感」が出てしまうので、これは願ってもいない助け舟である。それよりりょっくん、それはナンパとちゃうのん?(笑)
じゃあついでだからと俺もお願いしたのだが、コテでランダムにカールを付けつつトップにボリュームを持たせるというスタイルに。メイクまでは俺の方が自分の顔の造りを良く知っているので自分でやったが、さすがにヘアスタイルの仕上がりは違いますなぁ。自分が付いてきていたバンドの出番が始まってるのに、こっちを手伝ってもらったので本当に助かりました。
というわけで戦闘準備も整い、いざ出番です。本編中に関してはまぁなかなかのトラブル続きでございまして…。一例を挙げながら一曲ずつ振り返ってみましょう。
・STORM
お馴染みのSE「月光」から、LUNA SEA復活後初となるシングル曲「STORM」で幕開け。今回の選曲は「シングル表題曲のみ」という縛りの元で決められたので、復活を彩ったこの曲こそ一発目に相応しい。
ところがそのド頭、今回は緑茶先生が2本のギターを使い分けるのだが、インプットセレクターを踏み間違えていたらしく、本来この曲で使うはずのギターとは別のギター側がONになっていたので、当然音が出ない。気を取り直してやり直したんだけど、そのミスに何故か俺がつられてしまい、ドラムのカウントを聞き逃したせいで今度は俺の入りが遅れる。もうしょうがないので続行です。
まぁその時点で何故か俺の音がでかいという異常事態には気付いていたが、既に手遅れ状態だったので、そのままやりきる事に。さらにトラブルは続き、ギターソロ時に俺が上手側へ移動し、ソロ終わりくらいで定位置に戻る途中で芸人さんのシールドが抜けてベースの音が出なくなると言うトラブルがあったのだが、胴も戻り際に俺がシールドを踏んでいた模様。ごめりんこ。
・TRUE BLUE
2曲目は「TRUE BLUE」。この曲はAメロでSUGIZOとINORANが交互にフレーズを弾き分けるスタイルなので、俺が上手側に移動して緑茶先生と向き合う形になり、さながらバトルのような掛け合いが見所である。
続くBメロでは俺の音色がクリーントーンに切り替わるが、戻って自分で踏みにいくのは展開的に間に合わないと思い、下手側に残っている芸人さんに俺のGT-100を踏んで音色切り替えをしてもらった。スタジオ練習の時は「緊張して2回踏んじゃった(※2回踏むとクリーンからまた歪みに戻るのでアウト)」とか「2番じゃなくて3番踏んじゃった(※そもそも別の曲用のパッチに切り替わるのでこれまたアウト)」とだいぶ苦戦していたが、本番では心配をよそに踏み替えのタイミングもバッチリだった。
・I for You
MCを挟んでバラード曲「I for You」へ。実はこの曲で個人的に初となる試みに挑戦したのだが、それがGT-100内のフレーズ・ループ機能を使ってのリアルタイム・オーバー・ダブである。
この曲は2番が終わった後に8小節の間奏、その後に9小節のギターソロがあるのだが、その箇所のINORANパートは歪みのバッキングの他、同じフレーズのアルペジオが延々繰り返されているので、これを再現しようというわけだ。
まずは前半部分にアルペジオをRECしておき、ギターソロ部分になったら音色切り替えとフレーズ・ループのREC停止とPLAYを全てペダル一個にアサインして瞬時に切り替えるという、なかなかにGT-100を熟知した事をやっているわけだが、RECした物は後からテンポ修正なんて出来ないので、走られたらどんどんアルペジオがずれてしまうという危険性を持っている。はい、誰かが走りました(笑)
オーバー・ダブさせる都合上、俺の音が2つとギターソロが鳴るわけなので、3本のギターサウンドが鳴っている事になるわけだが、果たして俺がそんな細かい事をやっていたという事実に会場内の何人が気付いただろうか。
・ROSIER
前回のライブでもやったが、後半部分のテンションと勢い付けを考えるとやはりこの曲は外せない。サビで突如沸き起こった客席からの合唱(?)はまさに本家さながらである。実は当初、俺は内心この曲は今回見送りたかったのだが、この結果を見る限りではやってよかったなと。
ところがどっこい、ここでまたしても俺がやらかします!ギターソロ時に芸人さんのべしゃり&マイクスタンド投げもどきという最大の見せ場があるので、俺は上手側に移動していたのだが、そこで緑茶先生のギターと交錯。その際に運悪く俺の4弦のペグに直撃したらしく、チューニングがガッタガタに…。ギターソロ後はコードをガシャーンと鳴らしておく場面が多いのである程度はごまかせるが(それでも酷いけど)、その後にアルペジオを弾く場面がありまして、ここで4弦がボコボコ出てくるのでもうそりゃ凄まじい不協和音ですよ。リズム隊二人からの視線が痛てー痛てー。
幸いサビでは4弦を使わないオクターブフレーズの連続なのでさほど問題は無く、ラストの少し前にブレイクがあるので、そこで勘だけを頼りにチューニングしてどうにか乗り切れたものの、これを機にロックペグの導入を本気で考え始めた。
・TONIGHT
やはり最後と言えば「ROSIER」の流れをそのまま活かせるこれである!もうとにかくテンションの赴くままな曲で、それはステージ上も客席も変わらない。物凄い熱量を帯びた一曲であったのだが、ここでもまた俺が事件を起こす。
間奏部分だかで上手側に移動したのだが、その戻り際、ドラムの前で蒼樹さんと目配せとかしてたら、俺のギターとワイヤレストランスミッターを繋ぐシールドと、バスドラを集音する為に置かれたマイクのスタンドが引っかかり、身動きが取れなくなる。
危うくスタンドを倒しかけたのだが、もし倒していたらまぁ大惨事でしょうね。当然マイクが落下した音も客席に届くし、マイクが定位置から離れてしまうのでバスドラの音が客席に届かなくなる可能性もあるし、なにより間違いなくPAさんに怒られるわ!
といった感じで、曲や演奏を振り返るというよりも、主に俺が定位置を離れると良くない事が起きるという記録になってしまった。なんでしょうね、俺が上手側に移動するという事は某芸能人のデスブログ的なよからぬ前兆を示唆する物なのでしょうか。
そういった個人的な大きなミスがそこそこあったので、出来としては70点くらいかな。プレイのミスとか前回のような音色切り替えのミスなんかはほとんどなかったんだけど、やっぱり上に挙げたような部分って周りをしっかり見てたり音を聴いてれば防げるものなので。黒服限定。をやるまでは随分長いことライブから離れていたので、この辺は実践で取り戻す他ないでしょうね。
さて、最初の方に書いた「盛り上がり」に関してだが、これはほんとに客席に助けられた。本家のライブでも客席の歓声というか合唱というか、そういった物があるのだが、これがステージからでもハッキリ聴こえるんだよね。マイクを通したボーカルの音量よりも聴こえるくらいだから、相当な盛り上がりだったんじゃないかな。特に今回は「シングルコレクション」と題して歴代シングル曲の中からしか選曲していないので、知ってる曲なら盛り上がるだろうという目論見は見事にその通りとなった。
そういった会場との一体感という意味では前回以上の出来、しかしながら欲を言えばまだ課題の残る出来、といったところでしょうか。楽曲の完成度とかは前回分と今回の物を合わせても致命的な出来の悪さってのは無くて、あとはもうほんとに場数を踏むしかないだろうね。
次回の予定は残念ながらまだ決まっていないんだけど、今のところ4ヶ月スパンでやっているので、来年の年明け以降〜春先のどこかしらといった感じでしょうか。できれば冬真っ盛りの時期は避けたいんだけどね。今度はライブの日に大寒波直撃で大雪とかなりそうだしさ(笑)
ちなみに次回も俺がINORANパートを担当する予定です。さらにほぼ決定項なのが、今回とは逆にシングル曲を一切やらないという「マニア向け」なセットリストでいこうかと。と言ってもライブでは定番だったりする曲が含まれる予定なので、それなりにLUNA SEAをかじった事のある人であれば十分わかるような内容かな。
ライブの音源や映像の公開については、あくまでも俺個人の考えとしては「ライブに来てくれた人だけが味わえるプレミア感」というのを無駄にはしたくないので、リハーサル音源以外は公開してこなかったが(メンバー全員の意見次第では今後どうなるかわからないけど)、せっかくなので今回のライブの為に作ったSEでも聴いてもらいましょうか。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
今回のセットリストの中から「I for You」という曲をピアノソロ用にアレンジして、演奏終了後にでもエンディング用のSEとして流そうと思っていたんだけど、直前で使わなくなったままなのもなんか勿体ないので貼り付けておきます。まぁ誰に言われるでも無く勝手に作り始めた物だったし、今後は出来る事ならば「その回に演奏された曲の中からどれか一曲をピアノソロアレンジして、それをエンディングに流す」という事をやりたいなとも思っているので、まぁ当面これは使いそうもないかな。
これ以降の活動については次回のライブが決まっていないので、ここで一旦小休止となりそうだが、動きがあればその都度お知らせする予定。何はともあれメンバー、参加者、関係者含めお疲れ様でした。
2014年10月13日 Wild Side Tokyo
月光-Opening SE-
STORM
TRUE BLUE
I for you
ROSIER
TONIGHT
とてもよいイベントに参加できてよかったです。
のりたくん、緑茶君、そしてlucaくん、、、うちのバンドのスリートップたちは、よそ様のバンドさんのスタッフさんに何やらせてるんだろうって思いました(笑) 3人ともセット終わったら妙にニヤニヤしてるし^^
STROMは、ギターの音とくらべて、僕の音が小さいと思ってつまみを二度ほど確認しました。でも、フル10でした。アンプ側のセッティングは同じにしておいたのですが、もしかしたら間違えていたのかもしれません。が、意外とその手の間違いってやらないんです。私。
by ハードロック芸人 (2014-10-17 00:33)
lucaさん、こんばんは。
ライブ音源が聞けないのは残念ですけど
SEの完成度も凄いですね^^
by KOVCH (2014-10-17 21:08)
課題は残りますが楽しいイベントでしたね。
ここで知り合った人とはまたどこかでご一緒したいなと思いました。
映像見ていますが衣装選びを任せたのは本当に正解でしたね、自戒も頼みます。
あとTwitterのアカウントは交換しましたがナンパはしていません。
by 緑茶 (2014-10-18 09:59)
LIVEお疲れ様でした。
見に行けなくてとても残念です。
次回こそ行きたいですね〜
by 麻小桃 (2014-10-19 12:11)
>ハードロック芸人さん
イベント自体がほんとしっかりしてましたよね。
そのおかげもあって非常にやりやすかったです。
前回みたいに俺が楽屋でブチ切れずに済んだし(笑)
>KOVCHさん
SEは作った段階からメンバーにも好評だったのですが
止む無くお蔵入りになってしまいましたf(^_^;)
けどピアノソロにアレンジする楽しさに目覚めた感があるので
暇を見つけてはちょこちょこ作ろうかなと思います。
>緑茶さん
何気ない動き一つとってもあの衣装だと見栄えがいいですね。
俺もSUGIZO回ではああいうヒラヒラを着ようと思います(笑)
>麻小桃さん
今回はあの台風でしたからね〜。
他のバンドも含め、交通面を懸念して先に帰る人も結構いたので。
もしかすると客席の異様な盛り上がりも、台風が来た時の
異様なテンションがもたらした物なのかもしれません。
by luca (2014-10-19 13:22)